2008年4月4日金曜日

おべんともったら花見にいきてェ


朝、電車に乗ろうと思ったら、とある婦人に「あのー。」と声をかけられた。
その日は至って現代風な、オフィスレデー寄りな、どちらかというとパーソナリティーを限りなく押さえた出で立ちだったため、特に声をかけにくい雰囲気は放っていなかったはずなので電車の時間についてでも聞かれるのだろうか、それともまた私は物を落としてしまったのだろうかと考えていたところ、
「すごい電線ですよ」と。
はて、すごい電線どんなものかと。
数秒後もしやと足元を見たところ、黒いストッキングのかかとに幅3センチほど肌色のストライプがひざあたりまで伸びていた。思わずわあっすみませんと声をあげてしまったのだが電車もきているし近くにトイレもないので仕方なく鞄を後ろ手に、つまり一昔前の少女漫画の主人公、もしくはやはり一昔前の少年漫画の清純派ヒロインばりに両後ろ手にカバンをもち、約45分間の道のりをそのままの状態でやりすごした。
思えば私、これまで約50%程度の確率でストッキングをだめにしている。つまり毎日履くと2日にいっぺんはだめなのだ。女子はわかると思うが、あの「あっちゃー」という落胆具合ったらない。
案の定その次の日、肌色ストッキングをトイレで上げようとした瞬間、ばりっという音、いつものあっちゃー。 ナマ足は寒いのでふとももに大穴を空けたまま着席。上下にひっぱられた大穴は一気に縞模様へ。大穴が縞模様になる瞬間のあのこそばゆさは女子にしかわからぬだろう。
本日は膝下。

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